遮音性能について
隣の部屋の音がどのくらい小さくなるかを数値で表した遮音性能値「D値」があります。コンクリートの重い材質は低音の遮音性に優れ、断熱材として使われているグラウスウールは、高音の吸音に効果があります。D値は高低音のすべての帯域で一定値の遮音できるかを表しており、マンションや高級ホテルの境壁はD50、遮音対策をしていない家の境壁ではD30から35です。コンクリートの厚さにするとD50は18cmになり、D60とするためには50cmもの厚さが必要となります。壁ボードを使えば、より遮音性能が高いD55~D80とすることができ、厚いものを2枚使う事や硬質な材質を使用するなどします。 床については、遮音性能 重い低音をLH値、軽い高音をLL値として表し、壁と同様使う材料や構法により性能値が変わってきます。外部からの遮音についても同様に考えられます。