旗竿地の敷地で車の切替しスペースが必要なこと、幅が狭い道路側の境界線からセットバックしなければいけないことから建物の配置はある程度限られてきました。

外観は耐久性が高くメンテナンス性に優れたSGL（耐食性が高いガルバリウム鋼板）を採用しています。サンドホワイトのカラーは明るく清潔感があふれる外観です。

LDKに入る前に手洗いを済ませ、浴室に玄関からそのまま向かえる回遊動線となっています。何を収納するかをしっかり検討し必要な収納面積や位置を綿密に打ち合わせしていきました。特にLDK収納は収納するものが棚毎に書かれたSNSからの画像を基に、生活のイメージを膨らませ組み立てていきました。コンパクトな建物面積ながら、1帖分のパントリーにはじまりファミリークローゼットや書斎、フリースペースなど、どのようなルーティンで生活するかをよくイメージし、プランに反映した家となりました。

ほぼ総二階建ての四角い形状で建物を断熱材と遮熱・断熱効果の高いペアガラスで囲い、熱が逃げにくいよう計画しています。エアコンは1階と2階の共用部に1台ずつでまかなうことが出来ています。コストを抑えつつも快適な空調が保たれた住宅となっています。